寝違え（急性疼痛性頚部拘縮）

✅朝起きると首が痛くて動かない

✅急に首を動かしてから痛みが強くて動かせない

✅寝違えを何度も繰り返している

寝違えの正式名称は｢急性疼痛性頚部拘縮｣といい、悪い姿勢が原因で筋肉や靱帯、神経などに負担がかかり急に炎症が起きている状態です。激痛で首を動かせないこともあり、数日痛みが続くことが多いです。

睡眠中は基本的に寝返りが行われ、同じ体勢のまま一晩過ごすことはありません。しかし、疲れすぎて眠りが深いままであったり、首が変な方向に曲がったまま寝てしまったりなど、寝返りができず体勢を変えられないまま一晩過ごすことで筋肉の一部が阻血状態になり固くなります。その状態で首を動かすことで固くなった筋肉や靱帯、神経が傷つき炎症が起こります。

寝ている間に原因が作られて、起床時に炎症が起きて痛みが起こると思ってください。

炎症が起きていますので、ストレッチやマッサージをすることは炎症を悪化させるため、痛みが増悪しますので禁止行為です。冷やして安静にするのが一番です。

冷やして炎症が落ち着けば、次はどんどん温めつつ筋肉を揺るめて動かしていきます。

1．原因の把握

痛みと炎症が起こっている場所を把握したうえで、仕事での体勢や睡眠時間、睡眠の質などを伺い、寝違えが起きた原因を把握していきます。

2．施術の選択

炎症が強ければアイシングをしつつ、傷んだ組織の修復のために特殊電気治療（マイクロカレント）を行います。組織の修復を早めることが出来るので、早期回復に役立ちます。

炎症が治まると手技と電気治療で患部の痛みを取り除いていきます。背骨に歪みがあると症状が改善しにくいだけでなく再発しやすいので、必要な方には背骨のゆがみ矯正施術をご提案します。

鍼治療も効果的ですので、鍼治療に抵抗が無い方には積極的に受けていただきたいです。

3．今後について

今の痛みを早期に取り除くためには、1週間に1～3回以上の施術が望ましいです。

寝違えが起きてしまう体は、回復力が低下していて疲れが抜けていない状態です。

回復力が低下しているので、1回の施術効果もどうしても薄くなってしまいます。そのため、施術を受ける回数を多くすることで、施術を受けるたびに体の回復力が高まり、施術効果が出やすく、持続しやすい体へと変わっていきます。

もちろん1回で症状が改善する方もおられますが、やはり体は弱っていますので体のためにも数回続けて施術を受けることをおすすめします。

痛みが取れたあとですが、定期的なメンテナンスをおすすめします。

寝違えが起こる原因として、睡眠の質の低下があげられます。

睡眠の質が低下することにより疲れが取れず蓄積してしまい、血流が悪く動きにくい筋肉へと変わってしまうため、寝違えなどが起こりやすくなります。

定期的にメンテナンスをすることで、体に溜まった疲労が取れるだけでなく、筋肉と背骨のバランスが良くなるため動きやすく回復しやすい体へと変わることが出来ます。

更に鍼灸治療を組み合わせることで体の内側から活性化することが出来るので、一ヶ月に1～2回という頻度でメンテナンスに来られる方が多いです。

まずは今の痛みを早期に取り除き、その後は相談しながら決めていきましょう！

・朝起きると首が痛くて動かせない

・首を急に動かしてから痛みが強くて動かせない

・寝違えを何度も繰り返している

・睡眠不足である

このようなお悩みの方も、当院の施術を受けて皆さん改善されています。

寝違えでお困りの方は、一度ご相談ください。